以前の職場での話なのですが、
私にマクロを作らせるのが大好きな上司がいました。
何か新しい作業が発生するたびに、「これ、マクロでできる?」と聞いてくる人でした。
最初は「課長は忙しいだろうし、部下の自分がやるのが筋かな」「業務効率化だし、まあいいか」とか思ってました。
で、実装してあげると、後でしょうもない修正が入ります。
「ここも自動で」
「エラー出ないように」
「誰でも使えるようにして」
要求はふわっとしてるのに、完成形はやたら高機能。
気づけば、上司のマクロ作成のために数時間かけている。
だんだん、「これ、本当に必要?」という気持ちが強くなっていきました(笑)
本来やらなければいけない自分の仕事は圧迫されていきますしね…(笑)

あとその上司、いつも指示がふわっとしてたんですよね。
自分もそのまま受けてしまってたのがよくなかったなと思いなおして、上司の要望を再度聞いて定量化してみることにしました。
「このマクロって、どの作業をどれくらい楽にしたいですか?」
すると、上司は少し考えてから言いました。
「う~ん、AIとか使ってさ、ボタン一つで集計が済むようにお願い!」
上司は文系・非エンジニア。そして非IT系JTCの管理職。
この属性の人が絶対にそうなわけではありませんが、特に普段ITから離れている人ほどIT技術に対する期待度が高すぎて要求が漠然とする人が多い!!!!!!
(そしてマクロはAIではない!!!)

そしてやり取りを重ねているうちに、上司は私に「楽になりたい」という気持ちだけを投げてきているんだと気づきました。
もう前の職場の人だし、二度と会うことはないかもしれないけど、その人にとって私は「自分を楽にしてくれる」魔法をつかえる魔法使いみたいな感覚だったんだろうな。
上司はマクロが完成すると、さらにその上の上司に「うちの部署はこういうマクロを作って効率化しているんですよ!」とドヤ顔で見せていました。
楽しそうで何よりです。
この上司とやり取りを経て、聞き方を工夫するようになりました。
「どこまで自動化できればOKですか?」
「使う人と頻度は?」
こういう聞き方をした方が、要求をブレイクダウンできて、必要最小限だけ実装できるんだろうなあと学んだ新卒での会社でした。
そして私が転職することを告げた時に、上司は大慌て。
急いで「引き継ぎ」という名目で、すべてのマクロの解説書を作成させられたのでした・・・
私がこの「めちゃくちゃマクロを作らせてくる上司」から学んだことは3つ。
- ふわっとしている指示にはよりブレイクダウンして聞き返せ
- 特に非エンジニアの人からの要求は、細かく定量化する
- そもそも出来る限り他人のマクロ作成は断る。自分の仕事が進まん!
自分以外にマクロの知識がある人がいない環境下で、マクロ作りはもう二度とやらない!!!!!(笑)